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自序
第一章 眼に映ずる世相
一 新色音論
二 染物師と禁色
三 まぼろしを現実に
四 朝顔の予言
五 木綿より人絹まで
六 流行に対する誤解
七 仕事着の捜索
八 足袋と下駄
九 時代の音
第二章 食物の個人自由
一 村の香 祭りの香
二 小鍋立と鍋料理
三 米大切
四 魚調理法の変遷
五 野菜と塩
六 菓子と砂糖
七 肉食の新日本式
八 外で飯食う事
第三章 家と住み心地
一 弱々しい家屋
二 小屋と長屋の修錬
三 障子紙から板ガラス
四 寝間と木綿夜着
五 床と座敷
六 出居の衰微
七 木の浪費
八 庭園芸術の発生
第四章 風光推移
一 山水と人
二 都市と旧跡
三 海の眺め
四 田園の新色彩
五 峠から畷へ
六 武蔵野の鳥
七 家に属する動物
八 野獣交渉
第五章 故郷異郷
一 村の昂奮
二 街道の人気
三 異郷を知る
四 世間を見る眼
五 地方抗争
六 島と五箇山
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第六章 新交通と文化輸送者
一 人力車の発明
二 自転車村に入る
三 汽車の巡礼本位
四 水路の変化
五 旅と商業
六 旅行道の衰頽
第七章 酒
一 酒を要する社交
二 酒屋の酒
三 濁密地獄
四 酒無し日
五 酒と女性
第八章 恋愛技術の消長
一 非小笠原流の婚姻
二 高砂業の沿革
三 恋愛教育の旧機関
四 仮の契り
五 心中文学の起こり
第九章 家永続の願い
一 家長の拘束
二 霊魂と土
三 明治の神道
四 士族と家移動
五 職業の分解
六 家庭愛の成長
第十章 生産と商業
一 本職と内職
二 農業の一つの強味
三 漁民家業の不安
四 生産過剰
五 商業の興味及び弊害
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第十一章 労力の配賦
一 出稼ぎ労力の統制
二 家の力と移住
三 女の労働
四 職業婦人の問題
五 親方制度の崩壊
六 海上出稼ぎ人の将来
第十二章 貧と病
一 零落と貧苦
二 厄災の新種類
三 多くの病を知る
四 医者の不自由
五 孤立貧と社会病
第十三章 伴を慕う心
一 組合の自治と連結
二 講から無尽業へ
三 青年団と婦人会
四 流行の種々な経験
五 運動と頭数
六 野次馬心理
第十四章 群を抜く力
一 英雄待望
二 選手の養成
三 親分割拠
四 落選者の行方
五 悪党の衰運
第十五章 生活改善の目標